× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
「ファミコンの驚くべき発想力」
入門的技術書。 ファミコンというハードがどんな性能で、どんなことができ、 技術者がどんな工夫を凝らしてゲームを作ってきたのか。 マイコンとかの昔から触ってきた人には目新しいことは無いが、 逆にWindowsしか触ったことの無いような若い人たちは一度読んでおくべき。 かつてのエンジニアはどんな工夫をしてハードの性能を引き出してきたのか。 発想力というのは、ゲームアイデアというより、ハードの性能を引き出す工夫という意味合い。 なぜRPGのパーティは4人なのか。5人並ぶとなぜチラつき始めるのか パレットとスプライトとBG 使える色は13×4で52色 同時に使えるのは3×(4+4)+1で25色 サイクル数を制御して、60分の1秒より細かい時間単位で処理を行う ROMカートリッジの拡張とゼロページ ドルアーガの塔のステージ生成アルゴリズム 知ってる人は知っている。知らない人は知らない。 若い技術者で、この頃の技術を知らないという人はぜひ知っておきたいところ。 たぶんそういう人たちが一番この本を読むべき。 現代のように人間がコンピュータに使われているのでなく、 技術者が間違いなくハードを使いこなしていた時代。 ハードを知り抜き性能を引き出すという経験の有無が、 理解の深さ、個人の技術力の非常に大きな差になっているとすごく思う。 PR |
|
トラックバックURL
|