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「日本でいちばん大切にしたい会社」
企業規模も大きいわけではない、業績だって大企業に比べたら全然小さい。 でも、社員や顧客の満足度が高く、世の人や社会のためになる経営に取り組んでいる会社を取り上げた書籍。 著者が中小企業の研究・支援をしているそうで、今まで見てきた企業の中から特に大切にしたいと思う会社5社(+9社)を取り上げている。 知的障害者に働く環境を提供するために採用を続けている会社では、 仕事や設備の方を社員に合わせ、材料と道具を同じ色でそろえたり、目盛りが読めなくても測れるように重りや砂時計を使ったりしている。 会社や工場の敷地に一般の人が入れて、公園や通学路にしている寒天メーカーがあったり、 地元から離れないでやっていっている義肢装具会社や菓子メーカーなどなど。 利益を出すということ以上の使命感があることと、 原因を外のせいにしない、自分の内に求めるということ、 他には無い工夫を凝らしていることが共通点かな。 大型スーパー撤退でシャッター通りになった商店街で、贈り物需要に特化した果物屋。 ぎりぎりの利益だけ残し、あとはヨーロッパから職人を呼び寄せていいものだけを作って徐々に評判をあげていった菓子メーカー。 TVで紹介されたための一時のブームにすぎない、と大量注文を断り続けた寒天メーカー。 社員の通勤時の右折禁止はやり過ぎじゃないかとも思うけど、 地域の人たちをこんなに考えてる会社があるんですねえ。 でも、顧客や社会の前に、まず社員の満足が大事、社員の満足がなければ顧客に満足は与えられない、とも言っており、 そこは同感。 PR |
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