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「日本を創った12人」
著者は堺屋太一。 今の日本の形をつくった12人の人たち。架空の人物もいれば外国人もいる。神道と仏教両方を信仰する理由を編み出した聖徳太子、二重権力構造を作った頼朝、、、今当たり前だと思ってることも、最初は当たり前じゃなかった、画期的な発想の転換があったんだと気付かされる。 ・聖徳太子 ・光源氏 ・源頼朝 ・織田信長 ・石田三成 ・徳川家康 ・石田梅岩 ・大久保利通 ・渋沢栄一 ・マッカーサー ・池田勇人 ・松下幸之助 信長と家康は、日本という国をどう治めるかを特に考えていた武将。 信長は、空間的発想でなく時間的発想ができた。稲刈りの時期に戦えなくなるそれまでの半農民の武士でなく、金で雇った100%兵士の戦闘集団ならいつでも戦うことができる。 それでしつこく戦い続けて美濃も盗った。金で雇ったから忠誠心がなく弱い。それでも戦い続けて最終的にはあそこまで勢力を広げた。自由経済を広めたことも含めて、そのへんが信長のすごさ。 家康は、戦国時代の競争世界から、安定社会への転換を押し進めた。鎖国もした。関ヶ原であれだけ功績のあった福島正則を御家取り潰しにした。野心がありすぎたからである。 そうしてできた江戸時代の日本は、200年以上平和で安定していた。人口も世界一(江戸)、識字率も世界一と言われた。国民が勤勉になって、明治以降の発展の素地になったとも言われた。家康は偉かった。 他にも、石田三成は、中間管理職で巨大プロジェクト(=関ヶ原の合戦)を遂行した第一人者だというエピソードが面白い。 PR |
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