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「ライト、ついてますか―問題発見の人間学」
問題と、問題解決について書かれた本。 日本語がちくと読みにくいが、読んでるといろいろなことに気づかされる。 問題とは、現状の認識と、こうあるべきだという姿との違いから生まれる。 これは他の場所でも同じことを見聞きしたことがある。 それが「誰の問題なのか」ということを考えるのも重要だ。 駐車場がいっぱいで止める場所に困るということが、我々利用者の問題と考えるのか、少しの時間歩くことをいやがる自分の問題だと考えるのか。 どう捉えるかで、問題解決の仕方もガラリと変わる。 PR |
「偉人たちのブレイクスルー勉強術」
齋藤孝 勉強ができない人というのはいない。自分にあった勉強法を見つけられていないだけだ。 |
「脳が変わる生き方」
茂木健一郎 著者がいろいろなところで語った内容をまとめて再構成した本。 55のエピソードから成っている。 分野が違うと、思いがけないいろいろな経験がある。だから、 偶有性の海に飛び込め。 「無記」 もっとも大切なことはあえて言わない。 釈迦も、死後の世界がどうなっているかは一切教えなかった。 「東京物語」でも、父親は息子の前では笑っている。しかし友人と酒を飲むと一度だけ刃を見せる。「場末のこんまい医者だったよ」 一番集中している姿では、人に会わせられない。とても人に見せられない。 自分に負荷をかける。 ちょっと無理かなと思うハードルを自分に設定する(120分の問題を30分で解く、とか)。それを繰り返す。負荷をかける、それを達成することが脳の喜び、成長。 地味に深いと思った話がこれ↓。 おじさんおばさんというのは、年齢ではない。無意識を垂れ流すようになったかどうか、である。 何を言うか、を真剣に吟味している人は、いくつになっても青年である。 学生の頃、著者が学校に講演に来て、聴きにいったことがある。 そのときも、一番強く言っていたキーワードは「偶有性」だった。 NHKの「プロフェッショナル」で見るときとは全然ちがって、(民放に出ているときよりも)かなりフランクなしゃべり方だった。 何回も会場が沸いていた。 しかし小林秀雄からツービートの漫才の話まで、何でも出て来るんだなこの人は、と感心した。 仏教の教えの話を下と思ったら、自分の子供に「ペンギン」って名付けようとした友人がいて…だとか、どんだけ話が出て来るのかと思った。 |
「日本を創った12人」
著者は堺屋太一。 今の日本の形をつくった12人の人たち。架空の人物もいれば外国人もいる。神道と仏教両方を信仰する理由を編み出した聖徳太子、二重権力構造を作った頼朝、、、今当たり前だと思ってることも、最初は当たり前じゃなかった、画期的な発想の転換があったんだと気付かされる。 ・聖徳太子 ・光源氏 ・源頼朝 ・織田信長 ・石田三成 ・徳川家康 ・石田梅岩 ・大久保利通 ・渋沢栄一 ・マッカーサー ・池田勇人 ・松下幸之助 信長と家康は、日本という国をどう治めるかを特に考えていた武将。 信長は、空間的発想でなく時間的発想ができた。稲刈りの時期に戦えなくなるそれまでの半農民の武士でなく、金で雇った100%兵士の戦闘集団ならいつでも戦うことができる。 それでしつこく戦い続けて美濃も盗った。金で雇ったから忠誠心がなく弱い。それでも戦い続けて最終的にはあそこまで勢力を広げた。自由経済を広めたことも含めて、そのへんが信長のすごさ。 家康は、戦国時代の競争世界から、安定社会への転換を押し進めた。鎖国もした。関ヶ原であれだけ功績のあった福島正則を御家取り潰しにした。野心がありすぎたからである。 そうしてできた江戸時代の日本は、200年以上平和で安定していた。人口も世界一(江戸)、識字率も世界一と言われた。国民が勤勉になって、明治以降の発展の素地になったとも言われた。家康は偉かった。 他にも、石田三成は、中間管理職で巨大プロジェクト(=関ヶ原の合戦)を遂行した第一人者だというエピソードが面白い。 |
「脳にいいことだけをやりなさい」
マーシー・シャイモフ 訳は茂木健一郎 自己啓発の部類の本。 |
「突破する力」
著者は猪瀬直樹。 自己啓発本の部類になる。 この著者にしては珍しく?(そんなにたくさん読んだわけじゃないけど)、読者に語りかける文体になっている。 若い人向けに、自己実現するには、成長するにはどう生きればいいか、どう考えればいいか、どう行動すればいいか、そのヒントが実体験やエピソードを交えて書いてある。 1項目は10ページにもならないのでさくさく読めた。 言っていること自体は、他の本とかでも見聞きしたことのあることがおおいけど、 それはやっぱり大事なこと(で、しかも意識していないとつい忘れてしまうこと)だから。 |
「東洋脳×西洋脳」
茂木健一郎+加藤徹 「心の中で東洋と西洋がぶつかっている人は、絶対面白い!」と帯に書いてある。 昔だと和魂洋才とか和魂漢才とか言っていたようだけど、 自分の中に東洋的なものと西洋的なもの(この本の中ではリヴァイアサンと言っている)がぶつかっていると、 漱石なんかがそうだが、ああいう小説が出てくる。 三四郎が美穪子と普通に会話してるけど、当時日本ではそういうことは無くて、イギリスがそうだったから小説に出てきたって。 体の中でうごめいている大きなもののぶつかりあい。 イギリスは摩擦抵抗が少なく、中国は大きいというのは面白い。 ディオゲネス・クラブというのがあって、シャーロック・ホームズの兄が参加してるそうだが、人付き合いの嫌いな人の集まりで、何もしゃべらずめいめいに新聞を読んでるだけの会ってのがあるそうだ。 そんなんでも一応人付き合いはするんだ、と思いつつも、誰でも居場所があるというのはいいなあと思った。 摩擦抵抗(人間関係のこと)が少ないからイギリスには優秀な学者がたくさん出た、とか言われると、ちょっと背中を押されたような気がするね。 人間関係に余計な労力を使わず、研究に没頭できるから究められるんだ、と。 人付き合いをサボる正当な言い訳ができた! って。 (悪い用例?) 五行の話も出てきて、五行配当表というのがあったから載せてみる。 五行 木 火 土 金 水 季節 春 夏 土用 秋 冬 方位 東 南 中央 西 北 五色 青 赤 黄 白 黒 五臓 肝臓 心臓 脾臓 肺臓 腎臓 五官 目 舌 口 鼻 耳 こういうの覚えるの面白いよね 東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武とも合っている。由来は同じなのかな? |
ソーシャル・ネットワーク。
facebookの生まれと成長を描いた映画。 やっぱりこのスピード感。(映画のスピード感じゃないよ。ザッカーバーグたちの仕事のスピード感) カリフォルニアの家とか楽しそうだよね。 で、映画も面白いんだけど、やっぱり伝記を読んだ方が良い。 映画のほうは、サベリンやウィンクルボス兄弟との訴訟がメインに据えられている感じがする。 ストーリーとして描きやすかったからそうしてるのかもしれないけど、 伝記で読むと必ずしも彼らの存在感はfacebookにおいて大きくはない。 むしろ、映画で影の薄いモスコビッツとか(映画はもっと彼にフォーカスを当てるべき!)、名前も出てこない多くの人が次々にやってきて成長していったのだということがよくわかる。 ナップスターを作ったショーン・パーカーが参加していたのも驚くところなら、facebookが会社として最初に採用したプログラマーたちの一人が、その後すぐ独立してYouTubeを作ったというのも驚き。才能は才能を呼ぶのか。採用担当の見る目がありすぎる。 ザッカーバーグは映画には協力していないというが、伝記の著者には取材をさせていることからしても、伝記の方が真実に近そうに思われる。 この世界で食っている人であれば、(ずっと一介の勤め人のままでいることに疑問を全く持たないという人でもない限り)必ず観ておくべき映画&本だ。 |
「東京の副知事になってみたら」
著者は猪瀬直樹。東京都の筆頭副知事。 猪瀬氏の副知事奮闘記。 |
「もしドラ」こと
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 本が出て割とすぐ読んだ。 読んだあと友達に貸し続けていて手元に無いが、 NHKでアニメが始まったので復習がてら見ている。 見逃しても、漫画にしたものをクラブサンデーのサイトでなぜかタダ読みできる。 http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/animekomik_001/all/ NHKだから何度も再放送すると思うけど。 興味深い話がある。 この本は売り上げ200万部以上のヒットとなったが、 作者はこの本を万人向けに書いたのではなく、 ある一人だけのために分かりやすく書くつもりで書いたんだそうだ。 万人向けに書こうとすると、漫然として誰が読んでもピンと来ない書き方になってしまう。 だれか実在の人を想定して、その人のために書くと、その人が読んでとても分かりやすい面白い本になる。 そしてそれは、その人と近い境遇の人にも響くことになり、結果多くの人に受け入れられるようになる。 これってブログを書いたり、ゲームを作ったりするときにも多いに当てはまることだと思う。 もしドラの場合、その「ある一人」というのはAKB峰岸みなみだ。 知ってる人は知ってることだが、主人公のみなみのモデルが峰岸なのだ。 |